映像で学ぶCLIPSを推進しています

持続可能な社会の資本となる人づくりのためICT映像教材による子どもから大人までの多様な学びを支援しています。

AR education

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【事例1】ユネスコスクール、 ARを活用したESD学習授業を実施

地域社会において、子どもたちの社会科授業は重要性を増してきています。環境対応した工業技術や情報社会の進展など、日々変化する社会経済の流れの一方で、過疎化や林業や農業など地域を課題を学ぶ大切さが改めて問われています。

また、僻地学校における教育格差を無くすために、ICT教育の導入が検討されていますが、電子教科書とタブレットなどを活用した授業には、教師の情報リテラシーが追いついていないなど課題もあります。

そうした中で、グリーンエデュケーションは、和歌山県のユネスコスクール認定校である「田辺市立三栖(みす)小学校」と協働して、総合学習枠を活用して新たな社会科授業を出前授業形式で実施しました。

「AR×教科書」の新しい学びスタイル

授業では、次世代型の拡張現実ブラウザー(AR)を活用して、学校で実際に使っている教科書と、地域で制作した映像教材をクラウド上で紐付けし、児童のタブレット端末に表示しました。
三栖小学校のある田辺市は、森林面積が9割と、自然豊かな林業地域です。しかし、高齢化や後継者難が続き、地域の林業振興の視点では課題が山積している状況でした。

授業では、五年生の2クラスの生徒たちが、自然環境と林業を学ぶ頁に記載されている社会科教科書の画像と、地域の森や林業の仕事をわかりやすく説明した映像教材を補助的に映し出し学習しました。
児童はグループ別にわかれ、iPadに投影される近くの森を見ることで、関心を高めながら「社会と地域、そして林業と環境の関連性」を学ぶことができました。

対話を重視したファシリテーション型授業へ

教師自身が、森の機能や林業の仕事など専門的な知識を十分に教えこむことが難しいなかで、映像教材がその補助的な役割となり、教師は、ファシリテーター型の進行に徹したことで、児童自らが発見と気づきを高める授業が実現できました。

「反転学習」などICTの利便を学びに生かす

授業の終了後は、いわゆる「どこでも窓」として、児童が自宅でもスマホやタブレットで教材を復習的に視聴することができました。今、注目されている反転授業や復習にも効果的にであると考えられます。
この授業プログラムの利点は、従来の教科書をそのまま活用しながら、映像教材を活用してグループ学習へと展開することで、児童がお互いに学びあう(アクティブ・ラーニング)にもつながることです。

このように、ARを活用したICT教育は、地域教育や環境教育だけでなく、理科の実験など幅広く応用を拡げることができ、児童ひとりひとりの個性を高めていく思考力向上プログラムとしても有効です。
また、映像教材の活用を起点に、到来が予想されるICT教育への入口として、教師のICTリテラシーを高めていくことにも寄与するものと考えられます。

※この授業は「和歌山県紀の国森づくり基金」によりご支援を頂きました

 

【事例2】世界遺産の街でARを用いたふるさと学習を企画

和歌山県の南端、那智勝浦町では、世界遺産を通じて地域の伝承や自然環境、文化を知り、資源価値を可視化し、地域の魅力の再発見や誇り、郷土愛を育み、子どもたちが町の歴史や伝統を後世に伝承していく立役者となり、行動を促す「世界遺産から町の未来を繋げるモデル」として、同町教育委員会、町立市野々小学校と協働で、AR(拡張現実機能)を用いたふるさと学習の授業を企画、実施しました。

「AR×世界遺産学習」で地域の伝統・文化を楽しく学ぶ

AR授業では、熊野三山で唯一、那智勝浦町に現存している、平安時代の参詣の様子が描かれた「那智参詣曼荼羅」を活用。この歴史ある「那智参詣曼荼羅」を読み解くことで、「蟻の熊野詣」とにぎわいをみせた過去と現在の町の様子を重ね合わせたことで、子どもたちは町の世界遺産に興味を持ち、歴史を知り、たくさんの魅力を再発見していくことになりました。

単なる歴史学習にとどまらず、地元の人たちからの聞き書き、さらには知り得た情報を観光協会主催のイベントにて観光客に伝えるところまで取り組みました。最後は、家族、地域はもちろん、世界へ発信することをめざし、子どもたちが語り部となって自らの言葉で伝えた以下のような「おもてなし観光映像」を制作しました。




映像を媒介とした多面的な活用可能性

この映像は、町のホームページや、町の様々な場所で流されるだけでなく、ARという最新技術を使って、町のホテルや観光施設等にある「那智参詣曼荼羅」のレプリカ、また町の観光パンフレット等にタグ付けすることにより、那智勝浦町、世界遺産に関心を持つ多くの方が、スマートフォンをかざすだけでいつでも視聴できるような仕組みになっています。

<学校指導者・教育委員会の皆さまへ>

子どもたちの積極的な学習意欲を引き出し、地域の皆さんからも高い評価をいただいたクラウド映像と教科書を紐づけるAR授業。今後も、子どもから大人まで地域の魅力の再発見につながるAR学習プログラムを提供して参ります。地域の大人たちも参加できるICTを活用した新たな学びプログラムを一緒に創ってみませんか?

*ARを活用したICT学習プログラムに関するお問い合わせは、以下のフォームをご利用ください。担当よりご連絡差し上げます。

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